日頃からよく耳にする「相続税」「贈与税」について要点をピックアップして説明します。

相続税 贈与税
相続税相続税と贈与税の違い相続税と税理士世界各国の相続税について相続税・贈与税こぼれ話

相続税・贈与税こぼれ話

過去の巨額「相続税脱税」「贈与税脱税」事件をご紹介します。

相続税の脱税事件

■脱税額:約28億円(韓国籍の不動産賃貸会社社長)
容疑者らは平成16年10月に父親が87歳で病死し、法定相続人となった。 父親の相続財産は約75億円あったが、計約16億円としか申告せずに計59億3000万円を隠し、相続税28億6000万円を脱税した疑い。
父親が病気で入退院を繰り返していた数年前から、預金を解約し、現金化し、自宅ガレージ等にダンボールに入れて保管していそうです。自宅に59億円の札束があるなんて・・・。

■脱税額:約25億円(大手タクシー会社会長)
実父から不動産や預金、有価証券などを相続したが、生前の父親が病気療養中だった01年から02年にかけて、父親名義の預金などを海外の金融機関に開設した複数の口座に送金して隠匿。親族3人で相続した課税対象となる遺産の一部を隠し、約24億8000万円を脱税した疑い。


どちらも手口が似てますね。常套手段なのかな?

贈与税の脱税事件

■脱税額:約1,300億円(某消費者金融会社社長の息子)
某消費者金融会社会長夫妻が、自社株をオランダ法人(某消費者金融会社夫妻の出資)に約1,000億円で売却(売却資金は夫妻が法人に貸付)。この時点で、夫妻の所有する自社株(国内財産)は、国外財産であるオランダ法人株に変わりました。 そのオランダ法人株を香港に住む長男に贈与。「外国に住む者が国外財産を贈与により取得した場合には、日本の贈与税は、課されない。」というルールにより、長男は、日本の贈与税を納めずに自社株を間接的に所有する。というスキームでした。 しかし、東京国税局は、長男が97年に香港に移住し、03年に住所を国内に移すまでの生活実態に着目し、明らかに相続税・贈与税対策であると結論付けた。そして、長男の生活の本拠は、国内にあると判断し、贈与税を課税した。というものでした。

参考>http://allabout.co.jp/gm/gc/11036/


物凄い金額です!!!
みなさん、相続税、贈与税はきちんと払いましょうね!